自民党 広報戦略の勝利 | 株式市場の中期予測

自民党 広報戦略の勝利

ワンワードポリティックスとか負け惜しみのように言う人がいますが、
端的に言うとコピーライティングに成功したということでしょう。
「郵政民営化」たった漢字5文字で自己表現してしまったわけです。


すんなり受けとめることができればそちらになだれを打つのも、
最近のプロモーションの典型です。
音楽CD不況だと言うのに、一昔前ですが宇多田ヒカルや浜崎あゆみには
売上げが殺到した。Jリーグダメでも日本代表は人気、
野球だって、イチローや松井は人気です。一極集中が最近の趨勢です。


民主党の「政権交代」というキーワードは20世紀に寿命が切れてます。
けど自民党には守旧派政党というレッテルが張られていました。
民主党に思いを馳せるのはバカらしいと思いながら相対評価で民主でした。
バカらしいから投票もいかず、投票率も低かった。
この弱い敵が相手だから、プロモーションに成功すれば圧勝します。


このように広報戦略は重要なわけです。
広報とはコミュニケーションです。と同時に意志表示でもあります。
意志はあっても端的に伝えなければ伝わりません。
民主党は分厚いマニフェストとやらを用意してましたが、
これをコピーライティング化しなければならなかった。

年金やりますじゃなくて年金をどうするのか、端的に説明しないと。
自民=伝わった、民主=伝わらない、じゃ勝負にならない。
いいものをつくるだけじゃなくて、適切にプロモート
しないといけないのはビジネスも政治も同じです。


ここで大差がついたのが明暗を分けたような。
民主もここで勝たないまでも五分には戦わないと。
こういう新しいテーマで自民に負けてちゃ話にならんな。