株式市場の中期予測 -19ページ目

為替

(ブログ引越しに伴い、テスト的に最近の過去ログを移してます)

落ちつくと書いたそばから円高になってますね。
でもここは歴史的な水準でもあり、そう簡単に抜けてく
ものなのかな?という気もします。
人民元は切り上げを要求するけど、円は大目に見る、
という都合のいい政策は許されないんでしょうね。
もうそろそろ日銀の出番じゃないかなあという気もしますが、
どの辺を落としどころにもってくるんでしょうね。

円高と株式相場

(ブログ引越しに伴い、テスト的に最近の過去ログを移してます)

昨日、何かの拍子で地場証券の部長さんと食事をする機会があったのですが、何が懸念材料かというと、円高だということ。円高で企業収益が押し下げられ、その結果景気は腰折れるから、日経平均は10000をまた割り込んで下値を模索するだろうとのこと。確かに円高がこのまま進展すれば、デフレ懸念が再燃することになるわけだし、長期金利が1.4%まできている現状は、その辺を反映したものなのかも。イールドレシオも今の水準はどう考えてもまともな水準じゃないし。

ただそれは、景気が拡大せず、このまま下向いていくことを前提とした話で、大統領選が決着、利上げ打ち止め見通しで、景気の底打ちを確認したということになれば話は別です。米景気が拡大すればその波及効果で日本も押し上げられます。ここ数年繰り返されてきたパターンです。

SP500他、米国株は上値を抜いたように見えるし、季節的にもここから需給がよくなってきます。しかし、このパターンにおいても、米国株が十分上がってから数ヶ月遅れで日本が追随するパターンが多かったような気がします。

為替については、米国当局の以降で動くことがほとんどで、ブッシュ政権が本気で為替を安定させる気があるなら極端なドル安に振れることはないと見ます。
イラク戦争の戦費が気になるところですが、大体、大統領選前というのは、中東が荒れるのはお決まりになってます。決着がついた今、しばらく落ち着くのではないでしょうか。
そもそも、ドル安というのも昨日今日始まった話ではなく、原油高の局面でもっと問題になっていておかしくなかったと思いますが。景気減速が明らかになってきたところで、無理に焚きつけてるような気がしてなりません。

グリーンスパン発言2

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グリーンスパンは、市場が危機的状況にあるときは、
ああいう発言はしません。警告といえば、
96年12月の「根拠なき熱狂」発言が挙げられますが、
あの時も市場には楽観ムードがあり、そしてその後も
構わず上を目指してしまったそうです。
あと、ドルが下がっても、それは株安を意味しません。
プラザ合意のあと、あれほどにドルが下がったにも関わらず、
ダウはハイペースで上昇してました。
最終的にはブラックマンデーになりますが、
これは暴騰しすぎた株価の調整で、暴落後の株価も、
プラザ合意初期より高い水準にありました。

特に今回は、世界各国がドル安を望んでおらず、
それでブッシュもそのことに同意しているので、
為替はこの水準でしばらくは止まると思ってます。
共和党の考え方は、双子の赤字が拡大しても、経済規模が
それを上回る水準で拡大するなら問題はないというものです。
経済規模が拡大する中で、双子の赤字を
過去の水準と比べるのは無意味です。
そして、株価というのは、信用創造が続く限り
拡大し続けるものです。

私は、アメリカ株が上に行くことには自信をもってます。
問題は、日本株がつれ高してくれないことですが・・・
ただし、私が「下げの時間」と思っていた
時間帯は今日明日でおしまいです。
少なくとも銀行株は来月にかけて上げると見てます。

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グリーンスパン発言

グリーンスパン発言は、楽観ムードに冷や水をかけただけ。
日本だけ見てるとピンと来ないかもしれないですが、
米株は連騰を続けてきたので、さすがに一度は反落の局面。
丁度いいところで、土日に立て続いた外交日程を前に、
注文をつけに行ったというのが妥当なとこでしょう。
大統領選が終わったところで、財政再建が重要課題であることを
外交的に確認することで、国内的に取り組みやすくする
という狙いもあるでしょう。

このように発言は、財政再建に注文をつけることが最大の狙いです。
介入については、押し下げ介入は効果が疑問といってますが、
スムージングオペレーションを否定するものではありません。
また、昨年の介入は、米債の買いオペによる景気の維持が目的で、
こうした目的のための介入を非難してはいません。
ダメだといってるのは、介入による為替維持策であり、
これは財政再建で改善するのが筋だと、そういう話です。

もともと上昇トレンドは今月の末、厳密には今週末くらいからを
予測しており、それまでは下げの時間となりうると考えていました。
下げるとしたら、先週金曜、今日月曜、そして休み明けの水曜の
3日しかありえないという考えで、そのまま上に行ってしまうことも
あるかな…とも思ってましたが、ここしかないタイミングで下げてきました。

日経平均については、11000以下は買いという相場が今年1年続いてきました。
9-10月に見られた危機的局面はもうない、といえそうなので、
買いで対応するのが筋です。今週末に関していえば、
銀行株が一番堅いと思います。私は引き続いてライブドアで行きますが。

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また野村か

(ブログ引越しに伴い、テスト的に最近の過去ログを移してます)

税金の都合上、損益を通算させるために、某元1兆円ファンドを売る。
そのために先物でヘッジする。という理由でトピ先を売ってる気が
するのですがどうでしょう。

長期金利見てると分かりますが、株のほうに過熱感はないんですよね。
写真相場になるはずなのに、税金売りが頭を押さえてる感じ。
米国強く、他の国の市場も連れ高。日本だけ安いのはそういうこと?
ライブドアは反落気味。決算が出て終わりという話もあるけど、
少なくとも天井圏の動きではないです。
日経・マザーズの全体の悪さに引きずられてます。
銀行が強いけど、これは本来ならもっと強かったはずなのかもしれない。

今日の相場動向

(ブログ引越しに伴い、テスト的に最近の過去ログを移してます)

日の丸半導体・エルピーダがここのところ順調。元々技術力が
ある上に足回りの悪い大手メーカから分離しての出発、
そして国策的に盛り上げていかなくてはいけない会社なので、
当然株価的にも期待は持てるのですが、好調だとうれしいですね。

銀行は続伸ですが、出来高の割には伸びなかった印象。
みずほの22万株はここ数ヶ月では最高の水準ですが、
それで+6000円はもう頭打ちでしょう。
これだけ株価は上がってるのに個人が大きく売り越して
いるのを見ても、当面上値は重い印象です。新興と違って
こっちはなんとなく見通しが立ちやすい。
やっぱり得意な銘柄で勝負というのが王道なんでしょうか。

ライブドアは428-430円で下値をふさいでいる印象ですね。
ここから下は窓埋めゾーンですし、みずほ株でよく見られる
玉集めっぽい動きです。まずは決算を見てみましょう
という感じですが、地合だけでは動きが
読みきれないあたり、どうも勝手がつかめません。

相場のセオリーでいうと、普通は銀行株が先頭を切る形で大型株が
買われて、中小型株に波及していくのですが、どうも最近は逆ですね。
ライブドアあたりが先行してマザーズを押し上げ、日経平均が
追随して最後に銀行がきました。迷ってる機関を尻目に個人が
先行し、それを機関投資家が追うような展開なのでしょうか。
機関投資家が好む銘柄の動きが後手後手で動いている印象を受けます。

相場の懸念材料はなくなりつつあるし、1月までは
上げるに決まってます。だから多少の博打はしても
いいのではないかなあとは思ってます。
25日あたりから上昇するだろうから、それまで下げずに
いってしまうかなと思いきや、やはり上値が重くなってきました。
なかなか思うように行かないものです。

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一旦戻すかな?

為替が円高方向にレンジを放れました。債券安の程度の比べて株の戻りも弱い。
HITでも指摘されましたが、私の感じたことと同じです。
長期金利1.48%かあ。株の上げの割には債券は思いの他売られましたね。
そういう観点から見ると、株はいささか弱いようにも思えます。
大きく動いたのは為替ですが、相場はこれにどう反応するんでしょう。
一方ダウはもうそろそろ、ナスは上げ基調、米長期金利も4%付近で、
大きく割れないと考えるなら底付近。
マザーズ、CBは下ヒゲ付けて、日経平均も小反発。
原油はもうどうでもいいや。そのうち戻るし。

日本の場合、市場環境的に危機的状況の場合、
金利は1%割れまで下がります。
長銀破綻の時や去年りそな破綻前の水準はそうでした。
flight to qualityといってリスクマネーを嫌う動きが出てきますが、
現在、債券は1.4%から先はなかなか難しい水準らしいです。
そんな感じで、悪材料に積極的に反応するネクラな債券市場的には、
経済見通しは思いの他楽観的みたいですね。市場には買い意欲はあって、
下値が限られている銘柄を模索していく動きになるんでしょう。

相場を考える上で、節目で動くことはすごく大事。ダメなら逃げます。
レンジ下限なので、ここから下げるとしても、下げ幅は当面
そんなに大きいような気はしないなあ。
ITバブルの経験上、大型はすっ高値をつかまなければ、
長期では下げても結構戻ってくるんですよね。
だから、あまり怖がらなくてもいいんじゃないかなと。
新興の戻り取れれば大きいけど、一体いつになるか分からんしな。

何か買いたいけど、ハイテクは金曜に上がっちゃったしな。
アドバン、東エレはここで追ってくとまた下がってきそうな予感。
底値エリアだとは思うけど。
いろいろ見渡した挙句、「またこいつか」のみずほが残ってました。
夏場までのアノマリーによると、月末に仕込んでおけば
あまり外れはないんですよね。
いや夏だけじゃなくて8月も9月もそうで、
7月以外全部そうだったんだけど、なんか感覚忘れちゃった。
なぜ「またこいつか」かというと、今年はこれだけで
パフォーマンスだしてるんですよ。
しかも何回も回転させてるにもかかわらず、
全部利益を確定させてると言う。
もはや私のやってることは株式投資というより
みずほ投資だなというくらい。
これしかいじらないのなら、なんのために
相場分析してるのか分からんな。
けどまあ月曜は全力でみずほ行くかな。

アメリカで壊滅的な下げ相場が来るとか、
そういう話を聞くと、これまでマスコミが煽ってきた情報の
影響力の強さを思い知らされます。
アメリカは、資産インフレを株価自身ではなく
為替で調整するんですよね。
だからナスダックみたいのは下げるかもしれませんが、
ITバブル崩壊でもダウはそれほど下げなかった。
だからドルが下がるのは分かるにしても、
株が下がるというのはいまいちピンとこないです。
70年代もそうだったようです。為替だ石油だと
経済情勢荒れ放題でしたが、株がそこまで下げたかと言うと、
そんなこともなかっただろうと。
そもそも株の下げは、初期段階で大きな部分が出てしまうので、
まだ下げてないけどこれから、というのはどうなんだろうと。
それに比べると日本はまだ楽観視できる状況ですね。
問題があるのは米国、中国で、日本自体はむしろ
問題を脱しつつある状態ですし。

nagaさんが外人のロングタームの資金が抜けて来たという。
それを受けてさあ大変というのも、それはそれでああそうか
とは思うけど、そういうのって、手口情報の分析の中で
分からなかったのだろうか。
というか、外人の売りが分析できないのなら、
何のために手口を分析してるんだろうという素朴な疑問が。
外人の買いが、相場の初期段階で入って、戻ってきたところで
資金が抜けていくのは1970年頃もそうだったらしいです。
実体がよくなってるのであれば、国内勢の動きの方が
大事になってくるかもしれませんね。

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反省をいくつか。

前にも書きましたが、私は、基本的には売買回数は多くはしない、
できるだけ1週間以上もつというのを目標にしています。
あんまり相場に張り付きたくないんですね。
1つは、本業を大事にすべきということ。
もう1つは、相場への適度な距離感が、
冷静な判断力を確保すると考えるからです。
なのになんだか、9月以降べったりはりついてしまって、
自律できてないなあと反省。
ほとんど取引してないのが救いかもしれないです。

ランキング絡みで他のブログで感情的なコメントを
してしまったりして、反省しきりな今日この頃です。
ランク上位の某サイトに関して、大して役に立つようなこと
書いてないのに何偉そうに批判してるのとか思ったり、
また、それに影響されたかのようなコメントを見つけて
つい余計なこといってしまいましたが、さすがにみんな大人ですね。
某MBAの件も、祭りにならずみんな流してますし。

あと、更新回数減ったのにランク投票を継続されてる方、
どうもありがとうございます。このあたりって、
適当に目に付きつつ目立ち過ぎず、回りもそこそこのコンテンツを
提供してる人ばかりで、結構居心地いいんですよ。

話は変わって相場の方へ。大統領選を控えて薄商いといいますが、
半分本当で半分ウソでしょうね。
2000年はもっと激しく動いてた気がします。
市場は何かしら理由をつけたがるもんです。
低金利のもとでの空前の高収益、その結果としての
異常なイールドレシオは、市場が何かを不安に思ってるのかな
と認識してます。buy on rumor, sell on factじゃないですけど、
トレンドってのは問題が顕在化するまで続くもんだと思ってます。
不安が市場の共通見解になったときが最終段階だと思うんですが、
今は何がなんだか分からない状態ですよね。中国絡みだろう
とは薄々感じ始めてるっぽいですが。
アジア危機のときなんて、LTCMの異常なポジションに対して
市場が警戒し、それが相場に予兆として現われ、
最終的にはLTCM破綻でクライマックスになったと記憶してます。

アメリカは衰退傾向、中国も黄色信号がともってますが、
日本は最悪期を脱したという見方が多いです。
長期上昇トレンドは維持してるというのが私の見方。
なんだかんだいって、ハリーデントの人口動態論は
結構当たってる予感。40過ぎ人口が全人口のピークに来るとき、
経済はピークにくるという話ですが、この論を適用すれば、
日本は谷にきてて再び盛り返す時期にいます。
この話については、また改めてしたいと思ってます。

最後に1つ。相場ってのは結局上がるか下がるかで、
当たる確率を上げると共に、リスクを最小化することができれば、
スタイルは色々あっていいと思うんですよ。
相場が動くのは、買いと売りの一方がもう一方を押し流す
展開であって、大勢が動くような展開です。そういう大勢が
動くようなものって、小難しいこと色々考えなくても、
結構明瞭なサインが現われるもんだと思います。
やり方は色々だと思いますが、それを掴み取る相場感覚が重要です。
それは、ぱっと見凄そうにみえるものの中ではなくて、
一見簡単なものの中にあるように思うんですけどね。

いまいち参加しづらい市況が続くので、とりあえず雑談だけということで。

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相場を方向性を考える上で

相場を考える上で大事なのは、方向性、ベクトルの向きです。
ファンダメンタル分析もいいですが、現状分析だけでは意味がありません。分析の結果どちらの方向を向いているかを判断できなければ意味がないのです。だから現状、景気がいいとか悪いとかそれ自体は、相場を占う上で意味がないのです。なぜなら景気がよくなったのは金融政策を発動した結果に過ぎず、どんな景気指標を見たところでそれは後行指標に過ぎないからです。金融を引き締めに回るときは、必ず景気がいい時です。だから景気がいいから相場は上げだというのは意味がないのです。

外需が下げだというのは米国の景気がスローダウンして収益が頭打ちだからです。特に自動車は利上げ効果もついて回るでしょう。内需が上げというのはインフレ期待です。私はインフレ転換は規定路線と思ってましたが、GDP発表に対してあれほど好感したということは、市場はまだ織り込んでないのかもしれませんね。相場的には単なるリバウンドのような気はしましたが、市場のセンチメント的にはサプライズっぽかったですから。GDPがいくらよくてもあんな後行指標が日経平均に寄与するはずがありません。「やはりデフレ終了か」ということで好感したんだと思います。

日銀が流動性をどんなに供給しても、その受け皿がなければ相場は上昇しません。9.11ショックの後あれほどのハイパワードマネーを供給したにも係らず、相場の戻りがあの程度だったのがそれを示しています。日銀は引き続き緩和方向でしょうが、外需は以上のような事情で収益力が頭打ちなので、相場の方向的には下で受け皿になりません。で、内需はインフレ期待で相場は上向きとなり、流動性が供給されたらここが受け皿になると、そう見てるわけなのです。

けどそれは流動性が供給されてからの話で、短期的に引き締め傾向の現状では相場は一旦下を向きます。流動性が供給されたら内需は再び上値を追い、外需は上値が重い展開になるのでしょう。小泉政権最後のミッション、参院選がその山になるであろうことはかなり予想できます。私の見方としては、日銀の資金供給はどのように増えるか、それを受けて企業収益にはどのセクターが最も恩恵を被るか、という方向性に焦点を当てます。変化率が大事なのです。

相場の考え方

ベースマネーが市場に過剰に出まわると、回りまわって株式市場に出回り相場を押し上げます。株に限らず資金需給がよくなると景気がよくなります。必要なだけ資金供給がなされると引き締めに入ります。引き締めに入ると、支えるのが困難な大型株から資金が撤収して相場が崩れます。それから中・小型株へと資金が逃げますが、支えきれずこちらも崩れます。

ここからの動きはテクニカルです。ストップロスを割ったファンドがポジションを閉じ、下げ圧力が強まります。一方資金需給はよくないので買い支えることもなく暴落します。暴落はしたものの、市場のコンセンサスはまだ上なので、やがて買い圧力が強まって相場は上を目指します。これがリバウンドです。しかし本質的に需給が回復したのではないので、完全に戻すことなく再び下を向きます。リバウンドの過程で需要の先食いをした形になったからです。それから緩やかに下げていき、売り買いのバランスがとれたところで下げ止まります。